磁石体験教室

磁石体験教室

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今回は磁石体験教室のレポートです。

「君たちは、下西製作所の社員です。私は君たちのこの授業限りの社長になります。」

こんなふうに授業を始めたのは、磁石の加工販売をされている、株式会社下西製作所の下西課長です。

「磁石といえばどんなところで使われていますか?」

「ジェットコースターや車のブレーキ。商業では、食品から不純物を取り除くことなどにも利用されているんですよ。」

「では、みんなの家では、いくつのマグネットが使われていると思いますか?」

子供達と下西課長の間で、市場の競りのような絶妙なやりとりが、続きます。


「時計、冷蔵庫、スピーカー・・・。家庭内では300くらいのマグネットが使われているんですよ。」

そして、話は実際の磁石を使っての講座と移っていきます。

世界最強の磁力を持つ、ネオジウム磁石のお話です。

こんな⬇︎道具を使い、その威力を確認しました。

これは反発しあっている、磁石同士を子供達がなんとかくっつけようと、全力で頑張っているのですが、最高の力を持ってしても、完全に2つの磁石はつきません。

また、耳に最強磁石をつけて、重量のあるキーケースをつけたら・・・イヤリングのようになりました。⬇︎(ブレた写真ですみません)

磁力線の影響を受けた磁石は、元の磁石から少し離しても磁力は続きます。⬇︎

子供達がどんどん磁石の世界に引き込まれているのが、容易にわかります。

「私たちの周りにいつも磁石がありますね。それは地球です。」

その後、方位磁石についての説明も・・・

質問や答え方ひとつにも創意工夫があり、まさに、ものづくり体験教室にふさわしい講座内容でした。あっという間の1限目45分!

2限目は、磁気ビュアシートを使い、製品開発さながらの授業です。

磁気ビュアシートとは、磁石がどこにあるのかを調べるシートです。子供達に、4㎝角のシートが配られました。このシートとハガキサイズの紙を2枚使い、想像力とアイデアを振り絞って商品製作をします。

ここで、下西課長は大切なことを話されました。

「オリジナル商品の開発で、大切なことは3つあります。それは、

 ・使い勝手が良いこと

 ・丈夫であること

 ・デザイン性があること

この3つを兼ね備えていなければ、市場に出すことはできません。」

限られた時間内での完成を目指し、アイデアを 描いては消し、思いついては描き を繰り返して頑張っている子供たちです。

磁気ビュアシートを間に挟んで、2枚の紙をノリで貼り合わせます。

どんなにデザインが良くても、丈夫でなくては顧客はリピートしてくれません。ノリの貼り合わせ具合は大丈夫かどうかを、今日1日限りの(笑)’下西社長’ が製品チェックしてくれます。

ちゃんと、それに見合った磁石報酬も支給されていました。⬇︎

2コマの授業の中に、製品説明から商品開発まで学んだ、濃い内容の磁石体験教室でした。

これが⬇︎  磁石体験教室の成果です( ◠‿◠ )

下西課長は、最後に

「日本は石油や物を、あらゆる国からの輸入で賄っています。でも、技術革新や開発に関してとても意識が高く、優れていますね。なぜかというと、それはそれぞれが得意分野を持ち寄り協力するからなんです。この東大阪でものづくりに携わることは、地域や仲間の協力なしでは邁進することはできません。ぜひ、仲間を大事にして、そして、一生懸命勉強をしてください。」

と、メッセージを送っていました。

ものづくり体験教室の縮図のような、楽しく為になる授業がこれで終了しました。

株式会社下西製作所

(阿部)