シンポジウム「健康経営」から学ぶ〜これからの企業づくりを考える〜

シンポジウム「健康経営」から学ぶ〜これからの企業づくりを考える〜

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2019年6月27日(木)

クリエイション・コア東大阪 南館3階にて、当機構主催のイベントが開催されました。
多くの方にお越しいただき、誠に感謝申し上げます。

健康経営という言葉に惹かれた方、仕組みに興味を持たれた方、また自社のスキルアップのために聞きに来られた方。
様々な企業・経済背景や事情があり、会場へ足を運ばれたかと思います。

健康経営は国が推進するものではありますが、「健康に生きる為」、人としての在り方の意識を向上させようといったものです。
我々NPO法人はその部分のお手伝いができればと思い、今回のイベントに取り組みました。

心身ともに健康である為、自身の生活の見直しも勿論ですが、
生活の要となる労働では、より経営者の意識改革が必要かと思います。

「従業員が残業して働かないと仕事が回らない」
「管理職には高い給与を払っているんだから目一杯働くのが当たり前」

こういった考えは非生産的です。

残業が続くということは、残りの生活時間が圧迫されるということです。
食事をする時間も、入浴する時間も、睡眠時間も削れます。
寝不足が続くと自律神経が乱れ、正常な思考回路が働かず、ミスが増え、同時に体力も落ちますので体調を崩しやすくなります。

また、最近の研究結果では6時間未満の睡眠が二日以上続くと「連日徹夜」をしたときと同じ脳の状態に陥るそうです。

「残業して働かないと何故仕事が回らないんだろう?」という疑問を持ち、今の作業環境を変えようと意識すること。
それは従業員だけがしゃかりきに考えるのではなく、経営者の方が取り組まなければならない職場改善という「健康経営」ではないでしょうか。

それに、管理職だから高い給与を払っている、という意識では優秀な人材も離れて行ってしまいます。
「優秀な能力があり、高い給与を払ってでも雇いたい人」だから管理職に抜擢するのではないのでしょうか?

そもそも「高い給与を払ってもらっている」は雇われている側が謙遜で使う言葉であって、雇っている側が高慢な態度で使う言葉ではありませんね。
こういった優秀な人材を逃さず、長く勤めてもらうためには、やはり心身ともに健康で職場環境が安定することが大切かと思います。

心が健康になれば、好循環のループが起こるかもしれません。

今後も引き続き、少しでも皆様のお役に立てる情報を今後も提供できるよう
より一層の精進を重ねてまいる所存でございます。

NPO法人東大阪地域活性化支援機構 事務局