モノづくり体験教室　磁石体験教室in2025

東大阪市の磁石メーカー、（株）下西製作所様が講師となり、「磁石体験教室」が開催されました。
子どもたちが磁石の力を使って、身の回りに潜む“見えない力”を楽しく学びました。

授業ではまず、磁石が鉄を引き寄せる基本的な性質を確認するところからスタートしました。

「なぜ引き寄せられるの？」「プラスとマイナスってなに？」といった素朴な疑問が次々と飛び出します。

普段は見えない“磁力線”を視覚的にとらえるために、着磁したクリップを水に浮かべて方位磁石を作る実験も行いました。

これは、地球が一番大きな磁石であることを体感するための実験でした。
どの班のクリップも同じ方向を向くことを確認して、磁石の力を体感しました。

この体験教室の目的は、ただ遊ぶことではなく、“自分の手で確かめる”ことの大切さを感じてもらうことにあります。

授業の中では講師が社長、子たちが社員となり、会社を疑似体験しながら授業が進められました。

この社長と社員のやりとりの中で、物を作る楽しさと厳しさ、お客様のニーズをカタチにすることの大切さなどを体験します。

この教室は、東大阪のものづくり企業の協力によって支えられています。磁石を使った教材の提供や、実際の製造現場の話を交えた説明など、地域の企業が持つ知識や経験が、子どもたちにとって貴重な学びの場となっています。

「東大阪には、世界に誇れる技術を持つ町工場がたくさんあります。その技術の背景にある“考える力”を子どもたちに伝えていきたい」

——この教室には、そんな思いが込められています。

今回の授業では、社長から社員へのたくさんのメッセージがこめられていました。
お客様のことを考え、モノを作ること。
そのためには、今のうちにしっかり勉強をすること。
そして友達をたくさん作り、大事にすること。
特に、東大阪という町は、この友達とのつながりのように、人とのつながりの中で助け合いながら仕事が進められていきます。
そんな、会社としてのモノづくり触れながら、モノを作る仕事を少し実感してもらえたのではないかと感じました。