

10月の穏やかな秋晴れの日、東大阪市内の小学校で「SDGsまんげきょう作り体験教室」が開催されました。
今回、講師を務めてくださったのは、東大阪市内にある株式会社サンワのお二人です。
株式会社サンワは、図工や理科の授業で使われる教材を製造している企業です。実は、同社が初めて作った商品は、今回の体験教室でも使用する「まんげきょう」だったそうです。
身近な教材を作る企業のモノづくりに触れながら、子どもたちが楽しく学ぶ体験教室が始まりました。


まんげきょうクイズに挑戦!
まずは、まんげきょうにまつわるクイズからスタート!
「まんげきょうは、どこから来たのでしょう?」
「まんげきょうという名前の由来は何でしょう?」
講師からの問いかけに、子どもたちは考えながら元気に手を挙げて答えていました。
まんげきょうの歴史や名前の由来を知ることで、身近なおもちゃにも、いろいろな発見があることを学びました。
続いて、今回の体験教室の大切なテーマであるSDGsについて学びます。
SDGsとは、2030年までに達成することを目指す、17の持続可能な開発目標のことです。
貧困や飢餓、健康、教育、環境問題など、世界が抱えるさまざまな課題について、イラストを交えながら一つひとつ説明していただきました。
子どもたちにとって少し難しく感じるテーマも、身近な話題と結びつけることで、理解を深めていきます。

海洋プラスチックが、まんげきょうに変身!
今回のまんげきょう作りに使用するのは、海洋プラスチックを再利用した素材です。
プラスチックごみが海に流れ出ると、自然の中ですぐに消えるわけではありません。時間がたつにつれて小さな破片になり、魚などの生き物が餌と間違えて食べてしまうこともあります。



講師から海洋プラスチックが引き起こす問題について説明を受けた子どもたち。
「このプラスチックを再利用して、まんげきょうを作るんだよ」
そんなお話を聞いて、いよいよ製作への期待も高まります。
普段はごみとして扱われてしまうものも、工夫することで新たな製品に生まれ変わる。モノづくりには、環境問題の解決につながる可能性があることも学びました。

世界にひとつだけ!オリジナルのまんげきょう作り
さあ、いよいよ製作開始です!
まずは、あらかじめ下書きしておいた筒のデザインに、色鉛筆などで色を塗っていきます。
好きなキャラクラーを描く子もいれば、SDGsに関連する絵を取り入れる子も。それぞれが思い思いに工夫を凝らし、自分だけのデザインに仕上げていきます。中にはキャラクターとSDGsと組み合わせたオリジナルデザインを考える子も・・・






はじめに、描き上げた紙を筒に貼っていきます。
次は、まんげきょうの中に入れる鏡を三角形になるように貼り合わせ、筒の中へセットします。
そして、今回の主役である海洋プラスチックを入れていきます。
入れる量は、自分で自由に決めてOK! 色や形、量によって、のぞいたときに見える模様も変わります。



最後に組み立てを終えたら、完成したまんげきょうをのぞいてみます。
筒を回すたびに、色とりどりの模様が次々と現れます。自分で描いたデザインと、海洋プラスチックから生まれる不思議な模様が組み合わさり、世界にひとつだけのオリジナルまんげきょうが完成しました!



モノづくりから、環境について考えるきっかけに
今回の体験教室では、まんげきょう作りを楽しみながら、SDGsや海洋プラスチック問題について学ぶことができました。
素材を工夫し、手を動かして自分だけの作品を完成させる。その過程で、環境問題という社会の課題にも触れることができるのは、モノづくり体験ならではの魅力です。
身近なものを作る楽しさが、環境を守ることや資源を大切にすることについて考えるきっかけになればうれしく思います。
株式会社サンワのお二人、楽しく学びの多い体験教室をありがとうございました!