2019年02月14日(木)ねじの仕組み体験教室が行われました。
講師は株式会社コノエ 営業企画室 シニアマネージャー の紀野様です。
写真を撮り忘れてしまいましたが、営業課の植村様もいらっしゃいました。
株式会社コノエ様はネジの商社で基本ネジの製造はしておりませんが「にじいろのネジ」というプロジェクトを行なっています。
にじいろのネジとは上の写真に書かれている通り教育支援活動で、その一環としてモノづくり体験教室も請け負っていただいております。長年勤めてくださっているベテランの講師さんです。
そして本日使う教材はこちらです。
ニッパーやラジオペンチ、マーカーの入った工具箱と種類豊富なネジの入ったケースがあります。そしてテスト用紙。
丸いドライバーが可愛らしく、立つのもいいですね。おしゃれに見えます。
そして始まったねじの仕組み体験教室。
まずはねじについて知るというテーマでテストが行われました。いきなりのテストに児童たちは驚きです。
用紙を裏返して見たら、本当にクイズ形式のテスト紙がありました。
班対抗戦で、知識を出し合って空欄を埋めていきます。一班に一枚の紙に向かって児童達が真剣な表情で取り組み、時には隣の班を偵察に行き、五分という短い時間でそれぞれが思い思いの回答をしていました。
しかも優勝班には豪華景品つきで、カラフルなネジが獲得できます。あとで作るねじのロボットに使うもよし、持って帰るもよし。
子供達のやる気はヒートアップ。「絶対欲しい!」という声も聞こえてきました。
ですが、なかなかハードなクイズで私もわからないものだらけで、一緒に回答をきいて感動しておりました。
コノエさんは2000社を超える会社さんと取引をされております。そして仕入先は700社以上。輸出先は四カ国にも及びます。
ちなみに読んでくださっている方々、紀野様はおいくつに見えますか?
児童からは「50歳!」「70歳!」「18歳!」という答えがありましたが、是非真実は紀野様に…。
ドライバーに+と-がある理由は、当時マイナスねじしかなかったけれど、締めやすい、扱いやすいという利用者からのニーズに答えてプラスねじが主流になったから、です。ボルトは何故六角形なのか、も利用者が締めやすいから、という理由なんだとか。
全て使う人の要望なんですね。
ちなみに結婚相手の選び方は、子供達が意気揚々と手を上げて答えていました。
「ナンパする!」「合コンする!好きな人を探す!」「ねじが好きな人を探す!」など。紀野様と植村様は笑っていました。担任の先生も笑っていました。私も笑っていました。
ここでクイズに戻ります。第一問、株式会社コノエさんが取り扱っているねじの種類は15万種類です。すごい数ですね。しかも1本から販売しており、過去自転車も販売していたそう。商社なので制限がないため、様々なものを売っています。
もちろんドライバーなどの工具も販売しておりますよ。
ではここで先ほどのテストの回答です!
しかし肝心のテスト回答をほぼ写真に撮れておらず、大変悔やまれます。
1. プラスねじ
2.六角穴付きボルト(知っている子がいました!すごい)
3.六角ねじ/ボルトヒ
4.ヒートン(上写真:ハテナマークに似ているからこの名称なのだそう)
5.むしねじ・いもねじ/とめねじ(むしねじ!と答えた子に紀野さんもビックリ!業界用語だよそれ!)
6.プラスマイナスねじ/つまみねじ
7.蝶ボルト(羽ねじ?と言った子は惜しかったですね…)
8.六角ナット(ボルト!!と元気に3人ぐらいが言ってました)
9.ふくろナット
10.ブレス(耳かきと言っている子が別のクラスに居たんだとか…)
挙手形式で答え合わせをしていましたが、はいじゃあキミ!と当てられても「あ、どうぞどうぞ」「いやいやどうぞどうぞ」という感じで同じ班の子に回答を譲っていてすごく楽しそうでした。
連続で写真を撮って居たら手前の机や筆箱にピントが合いすぎて肝心の部分がぼやっとしています…精進致します。
さて、テストも終わり、これからネジを使った体験をしていきます。
リンゴの木でできた様々な形の木材にネジを取り付けます。オリジナルのストラップを作っていくのですが、ネジも選ぶものによっては色々な表情を見せれくれますよ!
選ぶの楽しそうだなぁと思いながら見ていました。箱の中にはボルトとナット、止めネジなどが入っています。
ふくろナットも入っていて見つけた子が居ましたが、残念ながら今回の教材には使えないんです…でも小さいのによく見つけましたねぇ。
六角ネジにドライバーを使い、一生懸命回して「つかない;;」と言っている子もいました。家具を組み立てる時ぐらいしか使いませんね、六角ネジ。なかなか貴重な体験です。
首にネジを巻くという斬新な発想!
下に付属のマグネットをつければ直立します。踊り出しそうなぐらい可愛いですね。
ハゲ頭のおじさんをイメージして作ったそうです(笑)腹巻きまで描いて、こだわってますね。
男の子二人の作品です。ちょっぴりユニークで愛らしいデザインです。舌をべっと出すの可愛いですね。
最後は全員で集合写真!
上に吊るされたロボット人形製作者の男の子曰く、重たくてひっくり返ってしまうから吊るして見た!とのことです。
片側のネジだけ大きくしたらバランスがとれなくなってしまったようです。どこを見ても個性豊かです。
モノづくりは作り手の想いと買い手の想い、そしてそれを使う人たちとみんなで作り上げていくんだよ、と紀野様がおっしゃっていました。
この貴重な体験を経て、子供達の未来に少しでも役に立てたらなと思います。
講師企業:株式会社コノエ