3月3日の桃の節句が近づいてきました。
皆さんは1年を通して5つの節句があることを知っていますか?
1月7日は人日の節句、3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕の節句、9月9日は重陽の節句です。
季節の変わり目に、無病息災や豊作や子孫繁栄を願い邪気を払う年中行事ですね。
この季節にぴったりな、モノづくり体験教室「ひな工作」をご紹介します。
講師は東大阪の「株式会社松よし人形」の小出道子社長です。
厚紙にひな人形に使用する生地を貼り付けて製作していきます。
本物の雛人形に使用する布を使って作る、とても高級なモノづくり体験です。
布には、表裏があります。
「表地は柄がはっきりしていて、ギラギラしていません。」
「裏地は、柄が薄くて、ギラギラしていて、白っぽくて、内側に丸まっています。」
子供達は説明を聞いてすぐに作業に取り掛かりました。
「生地は引っ張りながら貼り付けると、より綺麗になりますよ。」
アドバイスをしっかり聞いて、丁寧に仕上げていきます。
まずは、お内裏様の下半身が完成です。
ここでも、生地の表裏を考えて貼り合わせてていきます。
真中に切り込みを入れて、お人形の首が入るようにします。
首を入れたら、凛々しいお内裏様が出来上がりました。
2限目は、お雛様の作製です。
美しい赤桃色の生地を厚紙に貼り合わせます。
スポンジを挟んで筒状にし、そこにお顔を入れます。
見える部分も抜かりなく色を塗っていきます。
お顔を入れて、お雛様が完了したら、次は飾りを足していきます。
この飾りが、お人形たちをもっと華やかにさせてくれます。
まずは、お雛様の帯を作ります。
そして、お内裏様の冠と、お雛様の髪飾り。
「できた〜〜。」
世界に一つの、お顔や表情の違う素敵な雛人形が完成しました。
講師企業:株式会社松よし人形