1/20(木)に、東大阪市立楠根東小学校にてモノづくり体験教室の「エコ製品体験教室室」が行われました。
「エコ製品」とは、米ぬかと微生物を材料に手作りできる洗剤のことです。
今回、(株)アドバンスの安川会長の他に、販売店の(株)アップサイドの小山田社長、そして布施北高校のデュアル総合学科の生徒も講師として参加していただきました。
布施北高校は、日本初の「デュアル総合学科」を導入した高校です。
デュアル総合学科というのは、学校と企業や地域が一体となって行う総合学習で、企業での実習等、実際に社会に出て学ぶという新しいカリキュラムの学科です。
今回も、その布施北高校の授業の一環として参加してくださいました。
今回児童に作ってもらったのは、こちらの「バイオ洗剤 トレルNo.1」という洗剤です。
米ぬかと微生物を原料とした洗剤で、肌についても口にいれても、そしてもちろん環境にも安全な洗剤です。
この「バイオ洗剤 トレルNo.1」は、東大阪市認定の「東大阪ブランド」の商品です。
作業は、原材料となる米ぬかと微生物の粉末を計量するところから始まります。
次に、作った洗剤を入れるパッケージを作成します。
どんな洗剤が入っているのかが一目で分かる、洗剤詰め合わせセットを作成します。
計量した材料をお茶パックに入れて、シーラーでシールして完成です。
液体にした洗剤は、一人ずつ小分けボトルに詰め替えていきます。
ペットボトルに粉末の洗剤を溶かし、力一杯振って洗剤を完成させます。
粉末の中に入っている微生物は、空気と水とを混ぜ合わせることで活性化し、洗浄機能を発揮します。
洗剤を作った後には、マジックインクの汚れを市販の洗剤と「トレルNo.1」とで、汚れ落ちの比較実験をしてみました。
市販の洗剤は、界面活性剤の働きで、水と混じり合うことで汚れを落とす効果を発揮するのに対し、「トレルNo.1」は、微生物の力で汚れを分解するため、水が無くても汚れを落とすことができます。
最後に、「水」がいかに大切なものであるかを知ってもらうためのクイズを行いました。
例えば、
<質問>
ラーメンの残ったつゆを流しに流したら、魚が住める水に戻すためには、どれぐらいの水が必要ですk?
<答え>
1,00ℓ→ペットボトル500本分
これらの洗剤作りをきっかけに、環境に目を向けることにつながって欲しいと思う授業でした。