2019年11月15日(金)作図体験教室が行われました。
講師はNPO法人地域基盤技術継承プラザの森本さんです。
まずは東大阪という町がどういった場所なのかの説明です。モノづくりが盛んだという話はきいたことがあっても、そこで働いている企業さんの詳しいことまではあまり聞きません。その業界にいる人なら知っていることかもしれませんが、児童たちにとっては初めて聞いた知らないことばかりです。
新幹線に使われているボルトも、東大阪の企業さんのものなんですよ。
そんな中で、今日は作図。作図ってなに?と聞きなれない言葉に首を傾げている子も居ました。モノづくりの町東大阪。伸線、パッキン、ネジ、磁石、様々なものを作っている会社が多く集まる土地ですが、しかしそれらを作るのに作図は必要不可欠なものです。
演習用紙を配布し、詳しく作図を勉強します。立体図と平面図の照らし合わせテストです。作図って、ものを作るときに使う設計図みたいなものだよ。と説明したら理解してくれたのか、みるみる解答用紙が埋まっていきます。
大人でも難しい問題ですが、流石6年生。全問正解の子が居ました。結構ひっかけ問題も多いのにすごいですね!
次は、立体をもっと知ってもらう為、正方形の発泡スチロールにシールを貼っていきます。
サイコロの目って、どこに何の目があるのか決まっているのは知って居ましたか?どこでも良いわけではないんです。
1の目の裏は6。2の目の裏は5…という風に決まっています。
また、1の目を上にして、2の目の貼り方ですが、左上から右下に向けて貼ります。(↓1枚目の子は逆ですねぇ)
逆に3の目の貼り方は右上から左下に向けて貼ります。(↓2枚目の子が正解!)
貼り終わったら、それを参考に今度はサイコロを描いていきます。専門のセミナーなどで実際に受講生に出す問題とほぼ同じです。
製図用の特殊な斜眼紙にまずわかりやすいよう直径10cmの線を引きます。そこから上へ4cm、斜めへ4cm…繋げていけば立体を斜め上から見たときと同じ形!
何人かがサイコロを持ち上げて同じ角度に目線を合わせて「おおーほんとだー」と声をあげていました。自分が作ったものと一致するのは嬉しいですよね。
今度はプロも愛用の特殊な定規を二人で一つ使用します。サイコロの目を描いていきます。
時間いっぱいまでお題で出した作図を完成させる子もいました!すごいですね。
最後に時間の余った子は色ぬりもしました。塗り方に個性が出ますねぇ。これも楽しみのひとつです。
(あと「ごみばこん」というキャラクターが描かれたゴミ入れが児童の机にありました。立体で蓋つきのゴミ入れになっており、デザイン性も良く名前もキャラクターも立っていた為、私感動して思わずパシャリ…。)
今年も素敵な体験教室をありがとうございました!
講師企業:NPO法人地域基盤技術継承プラザ 様