めっき・ダーツ体験教室が行われました。
講師を務めてくださるのは、めっき加工業を本業とする、日清工業(株)の竹本専務と、技術営業部長の北岡様です。
この日は、日清工業(株)としての新規事業である、ドローン事業部の仕事内容についても紹介がありました。
日清工業(株)では、ドローンを使用した空撮や、ドローンパイロットを育成するスクール事業も展開されているそうです。
実際に目の前で、小さなドローンを飛ばして見せるデモンストレーションが行われました。
ドローンを利用することで、人が入ることが困難な場所の点検や、イベントの記録等に利用されるそうです。
いよいよ、ダーツについての説明が始まりました。
ダーツは元々、木の切り株を利用して兵士が憩いの場の遊びとして始めたというルーツについてお話ししていただきました。その木の切り株から進化して、現在のダーツは、このような紙を巻いた芯に印刷するようになり、今のようなスタイルに変わってきました。
日清工業(株)では、この紙を巻いて芯を作るところから行なっているそうです。
ダーツの遊び方のルールについても説明がありました。
一番得点が高いエリアは、意外にも真ん中ではなく、円の中央にある細い帯の部分だそうです。
ダーツの説明の後は、実際に矢を投げてダーツの遊びを体験してもらいました。
各チームごとに点数を競い合いました。
ここからはめっきの作業について説明が始まりました。
これからの輪っかも、元々は鉄でできているので黒く錆びてしまいます。しかし、めっき加工を施すことで、色が美しくなり、錆びることなく使ってもらうことができます。
めっきの歴史はとても古く、日本では奈良の大仏様に施した金めっきが最古だと言われているそうです。
モノづくり体験教室では、子どもが触っても安全な材料で作られている「めっき工房」を使って授業を行います。
今回は大きなクリップやコイン、自転車のチェーンパーツ等にめっきを施します。
めっきを施す前には、乾電池で電気を通した筆を使って脱脂を行います。
めっき工房を使うことで、金めっきや銀めっき、銅めっきと色を変えることができます。
普段めっきの技術に触れることは少ないと思いますが、このような安全なキットを使うことで、めっきという技術を体験してもらうことができました。
講師企業:日清工業株式会社